北京市高級裁判所は先日、中国国家知識産権局特許審判委員会(以下、特許審判委員会という)の第20015号無効審判請求の審決を維持し、ドイツのバイエル薬品株式会社(以下、バイエル社という)の「モキシフロキサシン塩酸塩」に係る特許クレームをすべて無効とする最終判決を言い渡した。弊所(北京林達劉知識財産権代理事務所)はクライアント様の依頼を受け、2012年4月にバイエル社の「モキシフロキサシン塩酸塩」の発明特許に対して、無効審判請求を提起した。その後、特許審判委員会は当該特許権をすべて無効とする審決を下した。バイエル社は無効審判の審決を不服として、訴訟を提起し、一審に続き二審まで約3年を経て、北京市高級裁判所よりようやく最終判決が下された。本件の無効審判段階及び行政訴訟段階において、弊所はクライアント様と十分なコミュニケーションを取り、協力しあい、万全の準備をして、最終的に勝訴を収めることができた。
本特許に係わる製品の市場価値が大きいので、本件特許の無効審判は多くの製薬メーカから広範な注目を集めた。
日時:2015年6月10日
情報ソース:北京林達劉知識産権代理事務所
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