化学分野において、「予想外の効果」を有すると唱える特許の無効化は通常、困難である。本件は、参考になれる無効化戦略を示してい...
近日、明陽科技(蘇州)股份有限公司(以下、明陽科技という)の社長一行は弊所にご来訪いただいた。弊所弁理士が同社の無効宣告請...
弊所が代理した「スパークプラグ」にかかる特許権侵害訴訟事件は 一審で勝訴を収め、賠償金520万元を判決



近日、海外の有名なスパークプラグメーカである原告の日本特殊陶業株式会社(以下、原告という)が被告の潍柴火炬科技股份有限公司(以下、火炬公司という)、北京美衆嘉業商貿有限公司(以下、美衆嘉業公司という)を訴えた特許権侵害事件において、北京知識産権法院は、一審審理が終了し、原告の訴訟主張を支持する判決を言い渡した。同事件は、弊所郭成昇弁理士と北京魏啓学法律事務所の陳傑弁護士が共同で代理している事件で、訴訟金額が500万元を超えている。
 
昨年11月9日、北京知識産権法院は同事件に対し、知識産権巡回法廷にて公開審理を行った。北京知識産権法院の宋魚水副院長、北京市知識産権局の潘新勝副局長、全国人民代表大会代表の伊彤氏、北京市人民代表大会代表の王永生氏、鄧芳氏、陳昶屹氏と趙小兵氏、北京市政治協商委員会委員の郭麗双氏のほか、百度社、奇虎科技社、小米社、地平線社、寒武紀社、同方威視社など20社ほどの企業代表を含み、百人近くが現場及びオンラインで本件の審理を傍聴した。
 
同事件の審理において、被告は原告の係争特許に対し無効審判請求を提起した。弊所弁理士の積極的な対応で、特許権の有効性を維持する審決が下され、本件訴訟が順調に進められる確固たる基礎になった。
 
2021年4月12日に、北京知識産権法院は、被告が権利侵害に該当すると認定し、被告の火炬公司に係争特許に関わる製品の製造、販売、販売の申出行為の差止め、原告に500万元の経済損失賠償及び21万1162.15元の合理的支出の支払い、被告の美衆嘉業公司に係争特許に関わる製品の販売、販売の申出行為の差止めを命じる判決を下した。同事件は、現在、二審審理中で、両事務所の弁理士、弁護士も引き続き全力を挙げて対応している。
 
同事件は、知識産権法院が最近審理した重大事件として社会から広く注目され、北京知識産権法院のWechat公式アカウント「知産北京」にて本事件に対し、詳しく報道されていた。詳細は下記リンクにてご覧ください。
 
また、同事件について、お問い合わせがある場合、弊所Linda@lindapatent.com宛までにご連絡ください。
 
参考URL:https://mp.weixin.qq.com/s/wYuHdehxQcRFG4pyMyGb7Q
 
日時:2021年5月10日
出所:北京林達劉知識産権代理事務所
 


ホットリンク:北京魏啓学法律事務所
©2008-2025 By Linda Liu & Partners, All Rights Reserved.
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