欧州特許庁（EPO）が2月26日発表した年間報告書によると、欧州特許庁が昨年受理した特許出願件数は、前年比3.1％増の27万4000件に達した。

そのうち、国別では、米国からの出願が最も多く、7万1700件で、全体の26％を占めた。以下、2位から4位は、それぞれ日本（４万8400件）、ドイツ（3万1647件）、中国（2万6500件）であった。特に、中国からの出願は、前年比で18．2％増え、増加率は世界最高であった。

また、企業別では、サムソンが2541件で首位になり、フィリップが2317件で2位、シーメンスが2133件で3位、LGが1628件で4位になった。そして、中国の華為（HUAWEI）が1600件で5位であった。米国企業では、クアルコム（Qualcomm）が1459件と最も多く、その他主な企業の出願件数は、インテル（1054件）、マイクロソフト（734件）、グーグル（294件）であった。

中国企業では、華為、中興（ZTE）、テンセント（Tencent）がそれぞれ1600件、476件、97件で、上位3位にランキングされた。分野別では、医療科学技術分野の出願が最も多く、１万1000件に達し、データ通信とコンピュータ技術がそれに次ぎ、それぞれ１万944件、1万18件であった。

日時：2015年3月4日

情報ソース：新浪科技