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品質、件数とも上昇し続ける中国実用新案


中国の実用新案出願件数が近年著しく増加している。実用新案出願件数は、2011年の58万5527件から、2015年には、その約2倍の112万7577件まで増加し、引き続きその増加傾向は続いている。

それと同時に、実用新案の品質も向上している。中国では「第12次5ヵ年計画」期間中に、品質、価値ともに高い実用新案が多数登録され、その内、8件は「中国特許金賞」を、95件が「中国特許優秀賞」を授与された。

中国国家知識産権局が2016年7月に発表した「中国特許調査データ報告」によれば、中国における有効な実用新案がライセンス、譲渡されている比率はぞれぞれ9.3%、5.2%で、有効な実用新案の実施率は59%であった。また、有効な実用新案のうち、製品として市場に投入されている実用新案特許は47.6%を占めていた。これらのデータより、中国における実用新案は応用レベルが比較的高く、イノベーション主体に適切に価値を創造できることが分かる。ここ数年、「小発明」を保護する実用新案において、大きな価値を発揮するケースが相次いで現れている。例えば、深セン市燕加隆実業有限公司が保有している名称が「フロアラッチ」である実用新案は、米国際貿易委員会(ITC)による「337条調査」で違反無しを勝ち取り、熾烈な国際競争において、重要な地位を獲得した、当該実用新案技術は、世界のフロアラッチ分野で3大核心特許技術の一つとなっている。

日時:2016年10月18日
ニュースソース:中国国家産権局


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