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林達劉事務所に対する理解、未来への展望について――林達劉事務所所員による対談


陳 濤  電気・電子部
陳 曦  化学部
 王 岩  化学部
左 競  化学部
瀋 顕華  機械部

光陰矢の如しとはよく言ったもので、お陰様で林達劉事務所はまもなく設立13周年を迎えます。今年の夏、事務所のの所員は、夏の草木が雨水と陽光を栄養にぐんぐん伸びるように、自分をより豊かに成長させるために、日常の業務において、試行錯誤しながら、絶えず前に向かってチェレンジしています。事務所設立13周年の記念日に際して、5名の所員が日常の業務、事務所に対する理解、将来への展望などについて、胸襟を開いて語り合いました。その内容を皆さんにご紹介いたします。


瀋 顕華:最近私は、時間の速さにびっくりしています。事務所に入り、あっという間にもう6年が経ちました。入所前、私はSIPOの審査官として、林達劉事務所も含めて多くの事務所の案件を審査していましたが、私の林達劉事務所に対する印象は、仕事に対する一生懸命さをその出願書類を通して、読み取ることができたことです。当時、林達劉事務所は、まだ設立間もなく、規模も小さかったですが、1つ1つの出願書類、OA応答などの作業の丁寧さ、慎重さ、そして品質へのこだわりなどが深く印象に残っています。その後、縁あって、林達劉事務所に入り、事務所の案件の品質に対するこだわりは、クライアントに対しる誠実の表れであるということが分かりました。そして、高品質の案件を維持するために、チームワークの重視、誠実信用の堅守、積極的な態度の堅持、及び日頃の人材への育成を重視しています。

陳 濤:チームワークについては、私も同感です。元SIPO審査協力北京センターの審査官であった私は、2012年に林達劉事務所に入ったことで、審査官から弁理士へ身分が変わるとともに、その考え方を180°転換させ、作業方式も個人作業からチームワークへ転換させる必要がありました。私は、入所当初、主にOAの応答と新規出願を担当していましたが、弊所では、新規出願案件の作業について、案件の品質を確保するために、「翻訳→1回目チェック→2回目チェック→最終稿」というチームワークを徹底しています。OA応答の面でも、クライアントに全面的なコメントを提供するために、新人弁理士にはグループリーダーがチューターとして指導し、ベテラン弁理士による作業も、チェッカーによってチェックされています。また、私が、まだ駆け出しの弁理士だった頃、作業の全面性を確保するために、技術に対する理解の全てを如何にしてOAのコメントに反映させ、クライアントに伝達するかという作業方法や習慣をチューターから教えてもらいました。そして、ある程度経験を積んだ私は現在、チューターを担当していますが、自分自身が新人時代に教えてもらい、身につけた仕事方法や経験を積み重ね体得したやり方を全て新人に伝えています。このように、チームワークを通じて、どの角度から拒絶理由に対して反論すべきかということについて、皆で検討することで、最善のコメント案を出せるように努力しています。

王 岩:個人とチームについては、「相互利用」という一語に尽きると思います。つまり、個人として、チームのために尽力し、チームからも、いろいろ得らえるということです。林達劉事務所のこれまでの歩みは、比較的整備された管理体制に支えられてきたと言っても過言ではありません。所員1人1人が、精密機械のそれぞれのパーツのように、余分なことはせず、それぞれの職責をきちんと担ってきたからこそ、仕事が全体として、上手く回り、それが品質の維持にもつながっているのだと思います。

また、弊所は、個人とチームの関係に、「相互利用」だけでなく、「Win-Win」という新たな定義を打ち出したと思っています、特に、私は入所してから、本当いろいろな面において、チームから助けてもらったり、教えてもらったりばかりで、個人として何もチームにお返ししていません(笑)。私は、審査官時代、『審査指南』を丸暗記したり、数多くの知財文章やテーマに関して研究したりしていましたので、正直言えば、その当時、自分の実務レベル、少なくとも学術レベルにある程度の自信を持っていました。

しかし、自分が弁理士として事務所の一員になってから、優秀な弁理士との歴然とした差に愕然としてしまいました。技術的な知識、法律的な知識、出願書類の作成、外国語能力などの面は言うまでもなく、自分の見識の浅さを恥ずかしく思いました。審査官時代には、案件審査の過程において、案件に係る技術や法律の問題だけに着目していればよかったのですが、林達劉事務所に入ってからは、クライアントと直接案件について打合せさせていただく機会も多くなり、それにより案件のさまざまなバックグラウンドを知ることで、1件の特許の誕生から、権利確定、権利行使までの流れを徐々に理解できるようになりました。お陰様で、今では特許制度や特許代理業界に対する認識を全く新たなものにすることができました。 

林達劉事務所のチームにおいて、自分と優秀な弁理士との差を目の当たりにした私は今、クライアントからの信頼に足る一人前の弁理士になることを目指して、技術はもちろんのこと、法律、外国語などを猛烈に学習しています。その際も、林達劉事務所は、サポートを惜しまず、私の成長を後押ししてくれ、そのお陰で、私なりの「自己基準」を打ち立て、自分が知財界において進むべき「道」を見つけ、目標を定めることができました。

陳 曦:チームワークはハイテク分野の案件について特に重要な役割を果たしていると思います。バイオ技術分野を例にしますと、ここ数年、この分野の技術イノベーションが日進月歩で進むにつれて、弊所の多くのクライアントが細分化された先端技術分野でのさらなる発展を目指していますが、ある特定の弁理士に対して、当該分野におけるあらゆる面の技術を深く理解することを期待することは、現実的でないと思います。『審査指南』には、バイオ分野に関して多くの特別な規定があり、実際の審査においても、審査官によっては、これらの規定に対する理解が全て同一であるわけでないので、同分野の案件への対応にはさまざまな面から考慮することが必要です。したがって、グループリーダーは日頃の作業において、技術が複雑で先端的なバイオ案件に対して、担当弁理士やその分野における経験が豊富な弁理士を集めて一緒に検討会を開くことがよくあります。このように、発明に対する深い理解に基づき、今までの担当した案件の経験を生かしながら、チームワークにより中国の特許審査の枠組において、出願人の利益を最大化させるために努力しています。

瀋顕華:その通りです。弊所では、バイオ分野の案件だけではなく、さまざまな分野の複雑な案件について、チームワークを積極的に導入しています。特許法律部の不服審判、無効審判の案件でも、口頭審理に出頭する弁理士や経験の豊富な弁理士などによってチームを構成して、口頭審理で予測される問題を皆で検討した上で、事前に何度もリハーサルしています。人によって、問題に対する考え方も異なりますので、チームワークを通じて、より客観的で、より適切なコメントを出すことができていると思っています。
 そのほか、代理部の弁理士は、管理部や翻訳部の仲間とも、広い意味で力強いチームとして一丸となって、案件対応していると言えます。管理部は期限をコントロールし、フローをきちんと管理し、翻訳部は言語面において私たち弁理士をサポートしてくれます。所員全員がこのように協力し合って、それぞれの職責を全うすることで、効率的に事務所全体が回っているのだと思っています。

左 競:今、瀋さんが言われた「事務所全体が広い意味で力強いチームとして一丸になっている」という言葉を、私はアシスタントとして、全く同感です。私は以前、特許法律部の事務担当で、その当時の主な業務は、期限の管理、クライアントとの電話やメールでのやり取りでしたが、弁理士の具体的な仕事やその仕事の品質などについては、全く知りませんでした。私は去年から代理部のアシスタントとして、主にクライアントからのOA応答に関する指示などの翻訳を担当するようになり、弁理士がが、出願人の利益を最大化させるために、出願人と審査官との間でしている業務やその大変さが徐々に理解できるようになってきました。私個人としても、弁理士との協力を通じて、事務的な仕事だけでなく、今まで積み重ねてきたクライアント対応の経験も生かしながら、仕事がより広範に、より深くなり嬉しく思っています。日常の翻訳作業においても、クライアントからご指示いただいた語句が理解できない場合、弁理士から教えてもらうことでもあり、私自身チームワークの重要さをしみじみと実感しています。このように、クライアントの意味するところを作業において正確に反映させるために、チームで一丸となり頑張っているのです。

瀋 顕華:弊所の作業品質へのこだわりは、クライアント対して、「誠実信用」を全面的に経営理念の1つとして打ち出していることによるものです。魏弁護士も所長も、「誠実信用」が事務所の理念であること、問題を隠し立てせず、問題点があればその問題を解決することで、同じミスの再発を防止することをよく強調しています。魏弁護士から聞いたのですが、事務所設立当初、あるクライアントから大量の新規出願案件の依頼について打診があった際、所長が弁理士の人数が揃っていないので、そのような大量の案件を引き受けられないと誠実に打ち明けたことがあったこと、また、あるクライアントより訴訟案件の依頼の打診があった際、弁護士の人員配置ができていないことを誠実に打ち明け、その依頼を断ったことがあったそうです。

ミスは誰しもあることです。林達劉事務所の弁理士はミスをしたら、クライアントに直ちに報告し、以後同様のミスを再発させないように、所内で検討の上、解決策や再発防止策をクライアントに提出します。もちろん、クライアントのところに直接出向き、一緒に解決策を検討することもあります。しかし、設立13周年を迎える事務所として、作業により慎重さと、丁寧さをもって当たり、ミスを初めから出さないようにしなければならないと痛感しています。

王 岩:クライアントというと、中国国内市場の現状を話す必要がありますね。以前、弁理士という職業は、「あまり目立つことなく、千金を得られる」として、社会的にさほど注目されず、競争も熾烈でないけど、そこそこの収入はあるとされていました。しかし、ここ数年、特許出願件数の急激な増加、国による「インターネットプラス」行動計画の推進に伴い、ますます多くの資本と人材が特許代理業界に集まり、弁理士の人数も特許代理事務所も爆発的に増えました。このように加熱気味のこの業界において、「代理費用無料」又は「登録まで8000元」などの信じられないような低い費用を打ち出す宣伝文句も見かけるようになりました。私たち、業界内の者から見れば、このような業界内の常識破りの行為に対して、一笑に付せばよいのでしょうが、このような行為によって、多くの人に特許制度を理解してもらえなかったり、短期間で、特許代理業界に対する評価が低くなったり、一部のクライアントは廉価に引き付けられたりして、一部の事務所が急速に成長してきたという事実もあります。

しかし、私は、特許代理業界がもっと成熟したら、きっと本来の軌道に戻るはずだと信じています。業界自体が成熟すれば、クライアント層における特許制度に対する理解も深まるはずです。それは、そう遠くない未来であると信じています。その時には、クライアントは、その目的を明確にした上で、特許代理事務所を選択できるようになると思います。ですから、私たちが今すべきことは、その能力をより向上させ、自分たちの優勢を維持すると同時に、自分たちのウィークポイントを克服し、実務能力をグレートアップさせることだと思います。そして、知財界において、林達劉事務所の知名度を向上させることも必要です。ただし、その際はもちろん、正道に基づき、案件の品質のさらなる向上、知財関連の学術研究の発表、プロとして専門性を極めることなどを自分たちの手で勝ち取るべきだと思っています。

左 競:私自身の話ですが、先日、クライアントからの指示の翻訳後、私は訳漏れをしてしまったことに気づき、直ちに弁理士に謝りました。訳漏れによって、クライアントに何か不利な影響があったわけではありませんでしたが、担当弁理士は、私のことを責めることなく、クライアントに訳漏れのミスについて報告する謝罪メールを送付しました。何事も、隠し立てすることなく、誠実にクライアントと交流することを、私は、その弁理士から身をもって教えてもらいました。私も、何事に対しても「誠実」に行動しようと決心しました。

陳 曦:私は入所してまだ1年余りしか経っておらず、この中では一番新米ですが、林達劉事務所の問題を隠し立てでず、誠実信用を重視する理念は、事務所の全所員の心に浸透していると実感しています。林達劉事務所では、同僚同士はもちろん、部下と上司との間に隠し事はありません。そしてもちろん、事務所がクライアントに一切問題を隠し立てしないことは言うまでもありません。ですから、些細な問題にも気づくことができ、最終的に、クライアントに反映されることができるのです。これは、事務所の所員全員がクライアントの利益を何より第一に考えているからだと思います。先ほど、左さんが言われたように、同僚間で何かミスがあっても、誰かを責めて責任逃れをすることなく、皆で解決策を検討することで、クライアントへの影響を最小限に食い止めると同時に、二度と同じミスを繰り返さないようにしているのです。所員としては、万が一自分にミスなどがあったとしても、それによって潰されるのではなく、それをバネに次へのステップと前向きに考えられるのでとてもよいやり方であると思います。私も、魏弁護士がよく言われるように仕事に対する厳しさの中にも、皆で協力し、温かで、誠実な事務所の雰囲気こそが、チームワークと誠実信用を実現できる基礎となっていると理解できるようになりました。

瀋 顕華:そうですね。どちらかといえばポジティブな林達劉事務所の理念は、全所員の心に行き渡っています。魏弁護士も所長も率先して、私たちに見本を示してくれています。特に、去年古希を迎えられた魏弁護士は今でもよく出張したり、事務所にいる時は毎日のようにクライアントの対応をしたり、実務会議に参加したりして、その精力的な仕事振りにとても感服しています。魏弁護士には、これからもずっと指導を仰ぎたいと思っていますので、休みなしで働いている魏弁護士が安心してたまには休暇を取れるぐらい、私たちがもっとしっかり仕事しなくてはいけないと思っています。

陳 濤:このような積極的な態度からみても、林達劉事務所の全所員は、仕事に対して絶えず進歩を求める精神を持っていると思います。魏弁護士と所長がよく言われるように、依頼された仕事において技量を発揮できるかどうかは本人次第で、クライントから80点と評価されたら、100点満点を目指して何をすべきかと考えることが必要だと身にしみて感じています。

審査官から弁理士に身分が変わり、OA発行者だった私は、OAに如何に応答すべきか逡巡することがよくあります。しかし、その過程において、今まで気付かなかったことにはっとすることがよくあります。例えば、林達劉事務所に入ってから、『審査指南』におけるさまざまな規定について自分なりの理解ができるようになりました。特に、進歩性の判断では、審査官時代は、『審査指南』に規定の3ステップに応じて進歩性の有無を判断していました。しかし、ある時、「2つの引用文献の組合わせに『技術的な障害』がある場合、当該発明は進歩性を有する」という反論を耳にしたのですが、「技術的な障害」とは一体何であるのか、「技術的な障害」を如何に利用して進歩性判断するのかについては、全く分かりませんでした。なぜなら、『審査指南』には、これに関する規定がなかったからです。しかし、私は、弁理士として日常の実務作業を通じて、「技術的な障害」だけでなく、『審査指南』における明確な規定に応じて反論すればよいことが分かるようになってきました。審査指南第2部分第4章第3.2.1.1には、「判断の過程において確定するのは、先行技術全体に、ある技術的示唆があるか否かということであり、つまり先行技術から、前述の相違点を最も近い先行技術に適用することにより、技術的課題(即ち、発明が実際に解決しようとする課題)を解決することが示唆されているかということである。この示唆は、当業者がその技術的問題に直面した時に、最も近い先行技術を改良して保護を求める発明を得る動機づけがある」と明確に規定されています。この規定に基づいて、数多くの反論理由を提出することができるのです。例えば、最も近い先行技術において、「発明が実際に解決しようとする課題が存在しない」、又は「相違点を最も近い先行技術と結びつけることができない」、又は「結びつけても最も近い先行技術の本来の目的を実現できない」場合、技術的示唆がないとみなすことができます。

これらの理解は、私の個人的な考えに過ぎませんが、OA応答において、わりと効果的で、反論の成功率も高くなりました。また、特許審判委員会も無効審判や不服審判において、同様の観点を利用していることに気づきました。ですから、チューターを担当するようになってから、これらの自分が身につけた知識、弊所の100点満点を目指して絶えず努力する精神など、新人にきちんと伝えています。

王 岩:確かにそうです。クライアントに対する思いは、所員にしっかり伝わっています。弊所の多くの弁理士は、自分でいろいろ工夫して、案件に対してよい仕事をしていると思います。私たちは、特許代理という仕事を単に生活手段としてだけではなく、自分自身の一生の事業として考え、クライアントの利益、そして自分の人生におけるロマンを実現しようと頑張っているのです。クライアントに対する責任感によって、自分自身の仕事に対する責任感と達成感を昇華させようとしているのです。林達劉事務所はまもなく設立13年を迎えますが、これまでに、私たちには、少なからぬミスもありましたが、その1つ1つのミスを正視し、クライアントにも正直に報告してきました。重大なミスによって、クライアントが離れていってしまうのではないかと心配したこともありましたが、もし、クライアントを失うことがあったら、ミスしたことではなく、ミスに対する態度に問題があったのだと思います。

瀋 顕華:林達劉事務所の精神は、これからもこのように伝えられていくと思います。一般的に「従業員は、与えられた仕事をきちんとやりさえすればよい」、「個人能力の向上は、仕事ではないので、自分自身の努力によらなければならない」と考えている企業も少なくないのではないでしょうか。しかし、私は入所後、林達劉事務所が人材育成を非常に重視していることに気づきました。普段事務所に来られるクライアントによる技術説明や外部の業界研修にも多くの所員に積極的に参加させていますし、所員による所内研修も毎週のように行われています。また、所員に対して、各部門内のグループ、部門、同レベルの弁理士、特定の問題及びクライアント別などさまざまな形式での研修を積極的に奨励し、所員は参加したい研修に参加することができます。さらに、魏弁護士と所長も自ら、一般所員を対象にしたクライアントとのより良い交流の仕方、問題解決法などをテーマにした業務研修を行ったり、自分自身の人生経験に基づいた心理状態の改善や自己能力の向上の仕方をテーマとした人生と事業の発展などについて教えてくれたりします。私も、その話の中から、人生についていろいろヒントを与えてもらいました。

陳 濤:私も、林達劉事務所が所員教育に重きを置いているのは、クライアントにより良いサービスを提供するためであると思っています。私は入所間もない頃、クライアントのご来訪時、打ち合わせに参加し、クライアントと直接交流する機会に恵まれました。日々の仕事を通して、クライアントとの打ち合わせ、テレビ会議や電話会議などの直接交流は、弁理士がクライアントを深く理解し、信頼関係を構築するのに、とても役立つことを身をもって理解できました。弁理士とクライアントとの相互理解を推し進め、信頼関係を強化させるために、弊所ではさまざまなチャンスを与えてくれるのです。事務所としては、弁理士がチャンスを利用して成長し、一日も早く一人前になり、事務所全体の実力アップを願っているのだと思います。所長がよく、「弁理士は自分の処理する1件1件の案件に自分の力を最大限発揮して、クライアントにあなたの存在をしっかり認識してもらうようにすることが必要です」と言われるように、私もクライアントにとって、良い意味で忘れがたい弁理士になれるように努力しています。

瀋 顕華:前途ある若手の弁理士にクライアントとの交流を奨励することは、弊所独自の人材育成の方法です。このような方法で、最初は打合せに参加していただけの弁理士が最近では、打合せをリードできるようになってきました。中国では、クライアントと直接会い、打合せするのは、パートナーレベルの弁理士に限っている事務所が多いのですが、弊所では、魏弁護士も所長も、多くの弁理士がクライアントと交流することで、より成長することを願っているのです。魏弁護士と所長が、私たちを信頼して任せてくれるので、私たちもそれに応えようと頑張り、所員と事務所との絆が揺るぎないものになっています。弊所では現在、窓口弁理士制度とチームワークの2本立てで、クライアントへのより良いサービスの提供を目指しています。私は、弁理士がクライアントとのコミュニケーションの窓口となることで、事務所とクライアントとの理解と信頼の強化、及び弁理士の成長につながると確信しています。

王 岩:効率の高い団結力のあるチーム作りには、強固な信頼関係の構築は必要不可欠です。

そのために、チームのメンバー間は、風通しがよく、良いことも、悪いことも報告しあえることが必要です。また、他のメンバーが優れた長所を有する場合、妬むことをせず、それを認め、謙虚に見習おうとすることも大切です。弊所が13年間でここまで発展してこれたのは、チームワークの中で、メンバー間の強固な信頼関係によるものだと思っています。私たちが、安心して自分の弱点をさらけ出し、困難に直面できるのも、私たちの背後に、林達劉事務所という温かで、心強い環境があるからだと感謝しています。また、弊所のパートナーが、偉そうでなく、私たちの話しを親身になって聞いてくれるので、私たちも彼らを信頼し、自分たちの言いたいことを発言させてもらっています。そのような環境において、弊所では自分たちの問題点を早期に発見し、早期改善できるようになっているのです。

陳 曦:私も陳さんと同様に、入所間もない頃、クライアントとの打合せ、テレビ会議や電話会議に参加する機会がありましたが、想像以上に緊張して、心臓がパクパクして、何を話したか覚えていないくらいです。また、入所1年後には、以前米国で勤務したことがあったことを評価してもらえ、事務所のチームの一員として、米国のフロリダで開催されたINTA会議に参加し、アメリカのクライアントを訪問する機会に恵まれました。このことからも、林達劉事務所では、所員に「新人」、「ベテラン」、「実務派」、「営業マン」などというレッテルを貼ることなく、所員1人1人の能力をじっくり観察し、その努力を評価し、最大限の能力を発揮させてもらえると思っています。弊所では、努力や成果をきちんと評価してもらえ、弱点や短所は、チームにおける協力やサポートによって、克服できるようになっています。私は、入所して1年余りの私をここまで引き上げるために、さまざまなチャンスをくれる化学部のパートナー弁理士に、とても感謝しています。彼女は、パートナー弁理士として、日常の仕事は繁忙を極めているにもかかわらず、部員1人1人の長所と短所を考慮した上で、それぞれの育成をとても考えてくれています。弊所の経営層には、人材育成をとても重視しているので、瀋さんも先ほど言ったように、皆やる気満々で、ポジティブに仕事をしています。1人1人の成長は少しでも、それが信頼の輪で結ばれてより大きな力となり、林達劉事務所の将来的な安定成長を保証くれると確信しています。

陳 濤:弊所では確かに、所員が事務所と共に成長しているのだと思います。所内の情報は共有できますし、さまざまな研修があります。日常の実際においても、グループリーダーはその知識を全て他の弁理士に教えてくれます。そして、案件ごとに担当者全員で、綿密な打合せを行うことも、弁理士の作業レベルが向上している理由の1つであると思います。私自身、新規出願案件やOA応答だけでなく、多くの無効審判や権利侵害などの案件も担当しています。私は入所した当初、中間処理の作業が主な業務でしたが、今では権利付与後のハイレベルな業務を担当しています。最近私にとって、深い印象が残る案件があったので紹介します。私たちは、無効審判の請求人側の代理をしたのですが、経験不足と準備不足のせいで、無効請求段階において、無効を勝ち取ることができませんでした。そのため、知的財産裁判所に審決取消行政訴訟を提起したのですが、私は、事件の初めから再検討し、新たな論点で反論し、案件の主な争点に対して、詳細な分析を行いましたが、残念ながら、審決を覆すことができませんでした。その後 、再度事件の経緯を最初から洗い直し、上訴状にこちらの観点を詳しく記述し、多くの関連法律規定や最高裁判所の判例も引用することで詳しく説明しました。開廷当日再会した無効審判合議体の審判官から、「今回は随分、細かく検討しましたね」と言ってもらえたのです。この事件の第二審の判決はまだ出ていませんが、当日の手ごたえは十分あり、今結果を期待しています。この事件を通して、無効審判を処理する際、最初から全ての争点を見つけ出し、十分な準備が必要不可欠でるという教訓を得ることができました。このように、弊所では、所員1人1人の日々の成長によって、事務所全体の体力の向上させ、クライアントに信頼に応えられる仕事をすることを目指しているのです。

左 競:事務所が間もなく設立13周年を迎えますので、私も事務所と一緒に成長してきたと言えます。私は事務所が5周年を迎えた頃、新卒として入所しました。ですから、林達劉事務所の誕生から幼年期までは知りませんが、私自身3歳のの男児の母親として、子育ての大変さは十分知っていますし、成長の各段階における難しさも分かっています。人に例えるなら、林達劉事務所の幼稚園時代から思春期の入り口である中一まで、共に歩んできたことになります。所長、魏弁護士をはじめとするパートナーと共に、事務所の健全な成長に寄り添うことができたことをとても嬉しく思っています。中国には日々多くの企業が創業されますが、設立10周年をえ迎えることがなく、運に見放され、淘汰される企業が多くあります。ですから、弊所が無事ここまでこれたのは、全所員の努力とリーダーの指導だけでなく、多くのクライアントや友人の皆さんのご支援あってのことと感謝の気持ちでいっぱいです。

事務所において、事務担当の1所員に過ぎない私にも最近、ヘッドハンティング会社より、日系企業や他の特許代理事務所のポストを勧める連絡を何回かもらいましたが、迷うことなく断りました。それらの仕事は条件的に今の仕事より良かったのですが、私は林達劉事務所から離れたくないというシンプルな理由で即答できたのです。人は、誰しも生きていく過程で岐路に立ち、選択を迫られることがあり、小さなことは理性に従い、大きなことは最終的には心の声に従うのだと思います。私にとって、転職によるステップアップは大きなことなので、心の声、真の思いに従ったのです。私が林達劉事務所から離れたくない何より大きな理由は、「良いリーダー」との出会いで、そのリーダーと離れたくないという思いが強かったのです。「良い」という言葉に対して望むことは、それぞれ異なり、私のような凡人にとって、働くことは、より良い生活のためであり、より良い人間になることであると思います。林達劉事務所は、このようなささやかな私の望みをかなえてくれる所であると、長時間をかけて、結論を出すことができましたので、私はここで頑張っていくつもりです。

陳 曦:私はここに来る前、医薬業界で研究開発や投資戦略に携わったことがあります。その4年余りの職務経験において、自分が所属したグループ会社の子会社、提携先、クライアント及び第三者のサービス提供者などさまざまの企業とお付き合いしてきました。私の限られた経験で出会ったそれらの企業と比べても、林達劉事務所は、「良い」企業であると思います。「良い」というのは、皆も先ほど言ったように、クライアントの利益を第一に考える一生懸命な職業精神、全所員が一致団結して、共に手を携えながら歩む協力精神、そして業界において高い目標を目指す態度を表していると思います。私は、弊所における仕事に全力で集中できる環境が大好きです。快適で、清潔なオフィスの環境、整備された電子管理システムなどは、スムーズな業務の進展を助けてくれます。また、同僚との心地よい人間関係によって、何かあったらいつでも周りの同僚から手を差し伸べてもらえるという安心感は、弁理士という厳しい知的労働に従事する私たちの大きな味方です。

王 岩:林達劉事務所というチームは、絶えず成長しているのです。持続的な学習、反省、コミュニケーションを通して、自分自身の不十分なところを見つけ出すことは、林達劉事務所の設立当初から伝わってきた文化で、自信の表れでもあります。このようなチームには、自己の定めた目標に対する強いこだわりや目標実現するための粘り強さがあり、特にその経過において、困難と挫折に直面した際の臨機応変の対応能力と負けず嫌いの精神は弊所の誇りです。ですから、チーム内におけるコミュニケーションが抜群で、それに伴いチームの個々のメンバーの能力も迅速にアップしているのだと思います。

左 競:私には、脳裏に焼きついて離れない1つのシーンがあります。魏弁護士が、何年か前にトレーニング室で、「……私たちは現在事務所の管理をより良くするだけではなく、ここにいる若い所員がこれから将来にわたり、もっと安心して仕事ができ、生活できるようにする義務があるのです。そうでなければ、君たちは家のローンを払い、子供を教育していくことができないではないですか。……」と話されたのですが、その時、自分の父より年長の魏弁護士の、私たち所員を思いやってくれる気持ち、とても強い責任感に対して、尊敬の念を抱いたことを鮮明に覚えています。

最近、私の大学時代の日本人の先生が、ネット上で、「企業の経営者とは、『金持ち』の代名詞ではなく、企業経営という困難と重責を背負った存在である」という文章を発表されました。この文章を読んで、トレーニング室で話をされた魏弁護士の姿が思い出され、自分は事務所に守られていることを実感でき、安心して日々仕事できることを嬉しく思いました。また、数ヶ月前、華為の社長任正非氏が、70数歳にもかかわらず、1人でスーツケースを持ち、飛行機に搭乗する様子をインターネットで見ましたが、その写真を見て、魏弁護士もこのようにして1人で出張されているのかと、胸が熱くなりました。

数日前に、所長とおしゃべりする機会があり、自分の林達劉事務所に対する愛、所長と仕事できることの嬉しさなどについて語ったところ、所長は、「これこそ、企業文化の表れですね。」と言ってくれました。今でも、私自身、企業文化とは何であるか、漠然としていてはっきり分かりませんが、正直で誠実な、明るい環境において楽しく働きたいと思っています。ですから、正直で誠実で、向上心溢れる仲間と、切磋琢磨しながら仕事できる林達劉事務所は、私にとって最高の職場であると思っています。

瀋 顕華:そうですね。私たちは皆、林達劉事務所を愛しています。林達劉事務所の一員として、その発展過程において、事務所から与えられる1つ1つのチャンスをものにして、このような良い環境を有効利用して、自分の長所を発揮することを目指しています。また、育成によって自分自身を進歩させるために、絶えず新しいことにチャレンジし、ハイクオリティーの仕事をすることで、クライアントに自分のことを覚えてもらい、将来的に「林達劉の瀋顕華」と指定してもらえるように、精進していきたいと思っています。単にクライアントの指示通りに仕事を完成させるだけではなく、クライアントに満足いただける仕事をすることで、揺るぎない信頼を獲得できるようにしたいと思います。

王 岩:私たちの人生は、夢を追い求めることで色鮮やかになり、自己努力だけでなく、導きもあり、夢を実現することができるのです。私は、やりがいある仕事に対してチャレンジし続けていきたいと思います。私は、人生において運命的に林達劉事務所と出会え、幸運であったと思っています。そのお陰で、将来的に進むべき道を見つけることができ、チームの仲間とともに自分自身も成長していく楽しさを実感できたことは、私にとって無形の財産であると感謝しています。私は将来的に、林達劉事務所のお陰で成功でき、私自身がその発展に貢献できることを願っています。

陳 入所間もない頃、クライアントとの会食の際に、魏弁護士より発言の機会を与えてもらい、私は、知財界において存在感のある弁理士になりたいと言ったことがありました。今改めて考えてみると、初心を忘れずに、絶えず前進し、成長していくことだと思います。今私は、自分、そして事務所にとって「Win‐Win」になれるように、自分の力を付けるために、歩んで生きたいと思っています。

左 競:陳さんはいつもニコニコして、穏やかな人柄ですが、このような大きい夢を持っているのですね。頭が下がりますよ、私は子供のころより、「精致(優雅で洗練された)」という言葉で、人生や生活を形容していましたが、所長も、事務所をただ大きくするのではなく、「精致」にしたいといつも仰っています。所長は、私から見ればとても「精致」な女性で、事務所の業務も「精致」であると思います。初心を忘れず、「精致」を求め極める所長に対して尊敬の念でいっぱいです。

陳 曦:私は左さんの先ほど言われたように、林達劉事務所で働くことで、自分自身がより良い人間になれるという言葉に共感を覚えました。林達劉事務所では、中国知財界の能力があり、とても勤勉で、仕事に熱心な仲間と共に働くことができます。私は林達劉事務所がその経営理念に基づいて、その不十分な点を見直しながら改善し、その理念を実現するものと信じています。私は、林達劉事務所において目標を定めて自分の将来に向かって、これから努力をしていくつもりです。いつも、皆で手を携えながら、一緒に進んでいきましょう。

 

 
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